やるなら前半、これは絶対
心理戦・頭脳系だけは、開始時刻が成否を分けます。理由は単純で、アルコールが入ると論理的に考える力から先に落ちるからです。
3杯目を過ぎたあたりから、複数の情報を保持して推理するタイプのゲームは急激に難しくなります。ルールを一度説明しても、途中で「これ何だっけ」が頻発する。
心理戦をやりたい日は、乾杯から1時間以内に始めてください。むしろ食事の前、全員が素面に近い状態がベストです。後半に回すゲームは、運と勢いで決まるものに任せましょう。
複雑さには上限がある
ボードゲームとして完成度が高いものほど、飲み会には向きません。飲み会は片手にグラス、目の前に料理、隣で別の会話が走っている環境です。集中を要求するゲームは、その環境と競合します。
実用的な上限は「役割が2種類まで、フェーズが2つまで」あたり。役職が5つあって夜と昼が交互に来るようなゲームは、専用の場を設けたほうが本来の面白さが出ます。
飲み会で心理戦をやる目的は、勝つことではなく「この人こんな顔するんだ」を見ることです。ルールは軽いほうが、その目的には合っています。
嘘をつくゲームの後味
人を騙す、疑う、裏切る。この構造のゲームは強烈に盛り上がりますが、感情が残ることがあります。とくに関係が浅いメンバーだと、ゲームの中の裏切りを人格に紐づけて受け取る人がいます。
対策は2つ。一つは、終わったあとに必ず答え合わせと種明かしの時間を取ること。「あそこでこう考えてた」と全員が話すと、騙し合いが技術の話に変わります。
もう一つは、初対面の席では避けること。お互いの人柄が分かっている関係でこそ、裏切りが笑いになります。歓迎会や合コンでいきなり嘘をつくゲームを持ち込むのは、リスクのほうが大きいです。








